2024年03月09日
沖縄慰霊研修旅行
うことを主に掲げ、会員12名で沖縄に行ってまいりました。
最初に現地入りすると、沖縄特有の豊かな自然を感じることが出来ました。しかしなが
ら、研修を重ねていく中で、約78年前、青く透き通った海が軍艦に埋まり、雲一つない空
から大量の爆撃があったのだと学びました。沖縄では太平洋戦争の際、日本で唯一の地上
戦が行われており、太平洋戦争で最も悲惨な地上戦が行われた場所の一つとされています
。
慰霊法要では、青年会会長亀山和浩師が導師を務め、沖縄戦没者のため、参加者一同で
法要を行いました。慰霊法要を行った平和記念公園では「岐阜県の搭」(沖縄戦にて亡く
なった岐阜県出身者の供養塔)や「平和の礎(いしじ)」(沖縄戦没者の氏名を刻んだ記
念碑)を参拝致しました。
その後、「ひめゆりの搭」や「海軍豪公園」等、沖縄戦にまつわる様々な場所を巡る中
で、戦争の悲惨さ、歴史や実態を肌で感じることが出来、参加者一同とても貴重な体験と
なりました。
今回の研修旅行で体験したこと、感じたことを、参加者だけでなく青年会会員の皆様に
共有していき、今後僧侶として「平和のため」何が出来るのか、何が必要かを、曹岐青と
して考えていければと思います。
法要研修会「両祖忌」
令和5年9月15日、美濃市永昌院精舎にて法要研修会「両祖忌」を執り行いました。
曹洞宗では、仏教を開かれたお釈迦様・曹洞宗を開かれ二大本山の一つである永平寺を建立された道元禅師様・二大本山の一つである総持寺を開かれた瑩山禅師様、この『一仏両祖』のみ教えを受け継ぎ日々精進しております。
今回の法要研修会「両祖忌」は道元禅師様、瑩山禅師様のご遺徳を偲び報恩感謝をする法要となり、曹洞宗にとって非常に重要な法要です。
当日は、永昌院御住職高橋定佑師を導師に会員多数の参加をいただき、非常に有意義な法要研修会となりました。
今後も研修を重ね、会員の研鑽に努めてまいります。
令和5年度現職研修会
宗乗講義には、豊川市花井寺住職井上義臣老師を拝請し、『授戒会について』の講義を賜りました。今回の講義と併せて、4回の『授戒会について』の講義を頂く予定ですので、またご案内させていただきますが、会員の皆様には是非、今後の講義にもご参加いただければと思います。
開講式・暁天・朝課・晩課等の法要も各地区で配役を考えていただき、研修という意味合いでも非常に良い時間になりました。
人権学習には曹洞宗岐阜県宗務所人権主事の安養寺小島泰寛師に『人権とはなにか』を講義していただきました。二日間、久しぶりの寝食を伴った現職研修会でしたが、会員の皆様のご協力もあり、非常に素晴らしい現職研修会になりました。
2023年10月24日
東日本大震災13回忌慰霊法要
令和5年3月11日、飛騨市円城寺精舎にて「東日本大震災13回忌慰霊法要」を執り行いました。東日本大震災から12年経ちますが、まだ完全に復興したとは言えないのが現状です。青年僧侶として少しでもご供養になればと会員が参集し、大施食会を行いました。
被災地域の一日も早い復興をお祈り申し上げます。




トルコ・シリア大地震義援托鉢
令和5年4月25日、岐阜駅にてトルコ・シリア大地震義援托鉢を行いました。当日は非常に寒い日でしたが、会員多数の方にご参加いただきました。集まりました浄財は日本赤十字社を通してトルコ・シリアに義援金として送らせていただきました。
被災地の一日も早い復興をお祈りしています。

令和4年度・現職オンライン研修会
2022年07月30日
令和4年度法要研修会
令和4年度 法要研修会「浄祖忌」開催
令和4年7月1日、法要研修会が関市永昌寺精舎にて開催されました。
今回の法要研修会では「浄祖忌」という法要を執り行いました。この「浄祖忌」とは、道元禅師のお師匠様である中国王朝、南宋の如浄禅師の祥月忌を迎え、そのご遺徳を偲び、恩に報いる感謝の法要となります。
このコロナ禍の中ということもあり、法要研修会を開催するのは二年ぶりとなりました。
なかなか顔を合わせて何かを行うことの難しい世の中ですが、久しぶりに会員が集まることが出来、顔を合わせて法要研修会を行えたこともあり、非常に有意義な研修会になりました。
2021年12月25日
第45回東海管区曹洞宗青年会大会
この法要は令和3年5月より実施されていた「コロナ禍終息祈願写経プログラム」によって執り行われたものであり、結果的に管内御寺院皆様方より3500部を超える写経が届けられ、これを以てコロナ禍の終息祈願及び物故者供養の祈りを実践致しました。
また、管内御寺院様方より届けられた写経は11月21日の法要を経て、11月27日に大本山永平寺に納経されました。










2020年02月12日
平成31年度(令和元年度)法要研修会開催
本年の法要研修会では多治見市 福壽寺 住職 伊藤弘隆老師をお招きし、歎佛会法要をご教授頂きました。
青年会会員で導師・主賛・堂行・知殿等々の各配役を交代しながら4回程、法要を通して歎佛会の流れを確認していきました。
配役ごとに色々な動きがあり、鳴らしものを鳴らすタイミングや行道を行うタイミングなど細かいところが確認でき、大変勉強になりました。
普段、歎佛会を行う機会の少ない寺院も有りましたが、本年度の現職研修会宗乗講義から引き続きご教授いただくと共に、実践に近い形で研修できた事で一層理解が深まりました。
また、多くの青年会会員が集まる事が出来、充実した研修をおくる事が出来ました。
この研修を更に活かし、より研鑽して参ります。
2019年09月09日
令和元年度現職研修会開催
本年度の余乗講義では日本身体文化研究所所長 矢田部英正氏を講師にお招きし、『「坐るということ」-自然に基づく姿勢の論理-』をテーマに講義いただきました。
講義では私たちに馴染みのある坐禅の半跏趺坐、結跏趺坐に限らず、正坐・安坐や立膝の坐り方など様々な座り方について講義いただき、また坐り方の実践の講義も詳しく行っていただきました。
受講者一同積極的に身体を動かし、身をもって正しい坐り方の重要性を改めて感じさせられました。
引き続き、宗乗講義では多治見市 福壽寺 住職 伊藤弘隆老師をお招きし『歎佛会法式について』をテーマに歎佛会を中心とした様々な声明の講義をしていただきました。
実際に講師の声明を聴き、その後に受講者一人ひとりが実践する形式で講義が進みました。
歎佛会だけに限らず、普段、読経をする際の挙経や回向の唱え方など、多くの基本的な作法を確認する良い機会となりました。
人権学習では、現代のお墓事情について講義いただき、お墓やお参りの多様化、また無縁仏の現状を学び、考えさせられる講義となりました。
本年は実際に身体を動かし実践する事が多い講義内容となり、より修練して行わなければならないことを身体を通して感じられる現職研修会となりました。
この研修を基礎とし、各々一層の研鑽を積んでまいります。