11月21日か22日かけて曹洞宗岐阜県宗務所主催現職研修会が瑞浪市浄円寺にて開催されました。
今年度は例年より遅く11月下旬での開催となりましたが、多くの参加者と共にの開催となりました。

本年度の最初の講義では、昨年に引き続き愛知学院大学 菅原研州師による「続・坐禅会を始めるために」をいただきました。
参禅者の方に坐禅を教えるためには私達が坐禅を知っていなければなりません。
私達曹洞宗僧侶は日ごろから只管打坐を旨としておりますが、その坐禅とはいったいどのようなものなのか。
ひたすら坐ることが肝要であるのならば、なぜ書物からも学ばなければならないのか?学ぶとはどのようなことなのか道元禅師や瑩山禅師の記されました書物などからその意義を学び取る講義となりました。

引き続いては、情報・経済アナリストの青木文鷹氏をお招きし「デマと情報」と題して講義をしていただきました。
現代社会ではたくさんの情報が溢れています。
しかしその中には正しくない情報、間違った情報、残念ですが意図して歪められた情報などもたくさんあります。そんな中、私達僧侶はどのように考えるべきか。
そしてどのように行動をしていくべきなのかを実際の事例を交えながら教えていただきました。

今年度も学ぶことの多い大変有意義な研修となりました。
研修で学んだことをもとに各自のお寺をこれからもより良い場所へとなるよう精進してまいります。